データシート

容量を解放し、コストを削減

メインフレームの処理能力を回復しましょう

COBOL アプリケーションがメインフレームの容量を圧迫し、コストを押し上げていませんか?

COBOLアプリケーションは長年にわたり、企業の基幹業務を安定的に支えてきました。自社固有で、最も価値ある資産のひとつです。今日では 増大化するワークロードへの対応がこれらアプリケーションに求められており、それに伴って ハードウェアやソフトウェアのコストが着実に上昇しています。その結果、将来に繋がるプロジェクトが後回しにされることもあります。限られたリソースを現状維持に費やすのは、持続可能な選択とはいえません。では、代替策はあるのでしょうか?

容量を取り戻し、コストを抑えるために、あなたは何をしますか?

zIIP™によるワークロード最適化の利点

  • MSUを削減
  • CP の容量を解放
  • 新しいワークロードを導入
  • ライセンス費用の削減
  • マシンのアップグレードを延期
  • メインフレームの 総コスト(TCO)低減
  • メインフレームを継続
  • COBOLをそのまま活用
  • 書き換えやリプレイスを回避
  • イノベーションへの再投資
  • 新しいアプリケーションの構築
  • AIなどの新たな取り組みを始動

移行の甘い言葉に惑わされないでください

処理能力が汎用CP(Central Processor)の限界に達すると、パフォーマンスは低下し、ライセンス費用は増加し、高額なアップグレードが必要となり、厳しい判断を迫られることになります。移行プロジェクトは解決策のように見えますが、ミッションクリティカルなシステムの移行やアプリケーションの書き換えには、予測不能なコストと受け入れがたいリスクが伴います。幸いにも、基幹業務を危険にさらすことなく、メインフレームの処理能力を取り戻し、コストを削減する方法があります。

賢明な選択をして ワークロードを移行し コストを削減しましょう

賢明なワークロード最適化により、それが可能になります。処理をCPから 、IBM zSystemsの統合情報プロセッサ (zIIP)へ移行することで、MSUを即座に削減し、容量を解放し、MSUベースのライセンス費用を抑え、インフラコストを管理できます。これにより 迅速なコスト削減が進み、予算に柔軟性をもたらします。現在の基幹システムを維持しつつ、将来のIT投資を加速させる、シンプルかつ効果的な方法です

JOPAZ

リスクのない方法で容量を回復し、コストを削減

JOPAZを活用することで、既存のソースコードの変更やデータ移行することなく、COBOLアプリケーションのワークロードの最大80%をコスト効率の高いIBM zIIPへ移行し、メインフレームの運用コストを大幅に削減できます。JOPAZにより、メインフレームのワークロードを最適化し、容量を解放し、コストを管理しながら、次の成長に集中することが可能です。重要な業務プロセスを中断することなく 安心して取り組めます。

  • COBOLワークロードの最大80%を CPから低コストのzIIPへ移行
  • MSU削減でソフトウェアライセンス費用を抑制し、プロセッサのアップグレードを回避
  • 新規および増加するワークロードに備えるための メインフレームの容量を確保
  • COBOLコードを維持しながら ビジネス継続性を確保する低リスクなアプローチを実現

JOPAZの仕組み

ワークロードをzIIPへ移行して、スケーラビリティとコストを最適化

JOPAZは、COBOLのワークロードをCPから、Javaとして処理可能なzIIPへ移行します。これによりCPのピーク容量が抑えられ、MSUベースのソフトウェアライセンス費用を削減し、COBOLアプリケーションを維持しつつハードウェアのアップグレードを回避できます。

COBOL を Javaにコンパイル

zIIP対応のワークロードを作成するために、JOPAZはCOBOLのソースコードをJavaクラスファイルにコンパイルし、IBM z/OS®上のJava仮想マシン(JVM)でそれらを読み込み・実行します。コードの書き換えや変換、開発者の再トレーニングは必要ありません。

データソースへのアクセスとDb2ワークロードのオフロード

最適化されたランタイムサポートにより、z/OS®上のDb2®、Adabas、VSAMファイル、およびシーケンシャルファイルへの安定したアクセスを維持できます。Db2への動的/静的SQLアクセスはシームレスに継続され、JOPAZのJDBC接続機能により、Db2ワークロードの最大60%をzIIPへオフロードすることで、更なるコスト削減が可能となります。

JCL およびバッチ統合のパフォーマンスを最適化

JOPAZの最適化されたランタイムはDFSORTおよびSyncsortに対応しており、既存のJCLワークフローをそのまま維持できます。外部の3GLやアセンブラのルーチンもシームレスに統合でき、既存のバッチ処理環境と完全な機能互換性を確保します。

お好みのツールで開発・デバッグ

JOPAZはCOBOLのソースコードに一切手を加えません。従来のCOBOL開発環境を使い続けることも、Eclipseベースの環境を活用して開発体験をモダナイズすることも可能です。Gitのような分散型バージョン管理システムを用いたDevOpsの導入にも対応しており、JOPAZはこれらすべての選択肢をサポートします。

IBM Zでビジネス継続性を確保

ビジネスの基盤であるIBM Zのパフォーマンス、セキュリティ、信頼性をそのままに、実績あるzIIPテクノロジーによって劇的な効率向上を実現しましょう。JOPAZを活用すれば、リップ&リプレース(総入れ替え)に伴うリスクを回避し、ビジネスを中断することなく継続できます。

メインフレームのワークロードを最適化することで、どれだけコスト削減できるか確認してみませんか?

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