顧客事例

Fabick Cat:カスタム注文処理システムからデータウェアハウスを構築


お客様のご紹介

Fabick Cat社 は、キャタピラー(Caterpillar®) 機器の販売を専門とするトラクター・ディーラーです。同社の製品ラインには300台以上のマシンがあります。代表的なものとして、アーティキュレートトラック、バックホーローダー、コンパクター、フロントショベル、油圧ショベル、モーターグレーダー、舗装機械、オフハイウェイトラックがあります。また、レンタルサービスも幅広く提供しています。同社は1917年に設立され、米国ミズーリ州フェントンに施設を保有しています。

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課題

  • 合併したディーラーに共通のレポートを作成
  • 両社のサマリーデータを含む1セットのレポート
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成果

  • SQL Server®データウェアハウスの構築
  • 複数の部門やデータソースにわたってレポーと作成を統合
  • CDC(変更データキャプチャ)からSQL Serverへのインデックスファイル
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ソリューション

Fabick CatはCONNX DataSyncを使用しました。これは、マイクロバッチ、低遅延のCDCソリューションであり、データソースのパフォーマンスに影響を与えることなく、データを常に最新の状態に保つものです。

CONNX DataSyncは、ほとんどの同期を数秒で実行できます。変更されたデータをコピーするだけなので、対話ユーザー用のOpenVMS®サーバーのパフォーマンスには影響を与えません。

Arnie Strouse氏、システムアナリスト

「お客様により良いサービスを提供するために」

創業者である 故John Fabick,Sr.氏は1917年、Cletrac クローラートラクターとJohn Deere®農機具を販売する最初のFabick Companyを設立しました。ミズーリ州セントルイスのサウスグランドアベニューに、わずか3人の従業員と一軒の小さな店舗を構えたFabick社は、「この業界で最大のサービス組織を築き上げる」ことを目指しました。その目標を達成するために社是として掲げたのが「お客様により良いサービスを提供する」でした。1921年、Fabick社はC.L. Best社が製造していたモデルAとモデルSのクローラートラクターを加え、事業を拡大しました。その4年後、C.L.Best社とHolt Manufacturing社が合併し、今日では世界有数の建設機械メーカーとして知られているCatepillar社が誕生しました。この初期段階から、Fabick社とCatepillar社は緊密な関係を築いて共に成長し、今も繁栄を続けています。現在では、Fabick家の3代目、4代目、5代目のメンバーを含む1,100人以上の従業員を抱えており、創業者のひ孫であるDouglas Fabick氏がCEO兼ディーラープリンシパルとして、またJeré Fabick氏が社長兼共同ディーラープリンシパルとして、積極的なリーダーシップを発揮しています。Fabick Cat社が唯一無二である点は、その規模だけでなく、優れた人材、サポート、設備が、機器所有者のための総合サービス提供という1つのコンセプトで繋がっていることです。

課題

Fabick Catは、IBM® AS/400ベースの注文処理システムを保有しており、多くの販売店でも使用されています。同社が2件目のCaterpillarディーラーを買収したあと、ある問題が生じました。そのディーラーがRMSファイルを使用してOpenVMS上で動作する独自のカスタム受注処理システムを保有していたのです。Fabick Cat社は、両社のシステムに1つのデータウェアハウスを提供するソリューションが必要となりました。これにより、両社に統一されたレポート作成と分析を実現するためです。当初の計画では、OpenVMSサーバーからFTPでファイルを送信し、SQLサーバーにロードする予定でした。しかし毎日ダウンロードされるデータ量と、手作業があることが懸念となりました。同社のITマネージャーであるDave Kramer氏は、以前RMSデータへのアクセスに CONNX を使用して成功した経験があることから、再びCONNXを活用することにしました。CONNXには同社の要求を満たすソリューションがありました。

ソリューション

CONNX DataSyncは、マイクロバッチ、低遅延のCDCソリューションであり、データソースのパフォーマンスに影響を与えることなく、データを常に最新の状態に保つことができます。DataSyncにより、企業は最小限の労力とシステム要件でデータウェアハウスを維持し、変更があったレコードのみを差分更新することでほぼリアルタイムのデータ連携と継続的な更新を実現できます。企業は、DataSyncの非常に効率的な、市場で実証済の設計により、多大なリソースを消費する大規模な一括データ更新が不要になります。Fabick CatプロジェクトのリードアナリストであるAnnie Strouse氏は次のように語っています。「DataSyncは、ほとんどの同期を数秒で実行します。変更されたデータをコピーするだけなので、対話ユーザー用のOpenVMS@サーバーのパフォーマンスに影響を与えません」。データベース同期ソフトウェアを使用すると、企業は個々のニーズに基づいてシステムパフォーマンスを最適化するよう更新をスケジュールできます。必要に応じて、通常営業時間後などの使用頻度の低い時間帯に更新をスケジュールしたり、最新の情報が必要な場合には1分ごとに更新をスケジュールしたりできます。DataSyncは、迅速な実装、使いやすさ、汎用性、拡張性を備え、プロジェクトのリスクを最小限に抑えます。