AXA Cooperative Insurance社
            

                サウジアラビアの保険会社がwebMethodsで、
API連携によるDXを加速
            

                お客様の紹介
            

AXA Cooperative Insurance 社は、医療保険、生命保険、住宅保険、自動車保険、損害保険、旅行保険を提供するサウジアラビア最大の保険会社の一つです。リヤドに本社を置き、16の支店で370人の従業員を擁し、2020年の収益は3億7,700万ドルでした。同社は、6大陸65カ国に展開するフランスの保険グループ、AXA(アクサ)の子会社です。

                課題
            

  • バックエンドの壮大なトランスフォーメーション
  • 規制当局からの高まる要求
  • 競争が激化する保険市場
  • モダナイズが必要なレガシーインテグレーション

                成果
            

  • 高速、安全、安心なAPI連携によるインテグレーションを実現
  • コンプライアンスの実現
  • 仲介業者や顧客による可視性の向上
  • 新規ビジネスの推進
  • 収益の向上
  • ITスタッフの時間とコストを削減

                ソリューション
            

  • webMethods Integration Server
  • webMethods API Gateway
  • webMethods Universal Messaging
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                    「webMethodsのおかげで、安全で使いやすい方法で、ほぼ瞬時に重要なデータを生成・共有できるようになりました。規制当局の要求に応え、新しいお客様を引き付けるには、このソリューションが不可欠です」
                

Hassan Abdulrahman氏、AXA Cooperative Insurance社のITシニアアーキテクトマネージャー

                信頼の代名詞的な存在
            

AXAは、地球上のほぼ全域で信頼されている世界第3位の保険グループです。サウジアラビア王国も例外ではなく、同国子会社であるAXA Cooperative Insurance社は、2008年の設立以来、急成長を遂げています。そのセールスポイントは、コスト競争力のある保険契約と比類ない顧客サービスを、リヤドのガラスタワーから紅海に面したジェッダ港のスーク(市場)に至るまで提供していることです。

数年前、AXA Cooperative 社は、成長が脅かされていることに気づきました。競争が熾烈な保険市場における同社の成功は、ますますデータの活用能力に依存するようになっていました。つまり、新規顧客向けの見積もりを即座に作成し、厳格化する規制に対応し続ける能力です。このような要求に直面する中、同社のITシステムは、期待に応える水準に達していませんでした。拡大し続ける複雑なアプリケーション環境は、柔軟性に欠けるポイントツーポイント接続でかろうじてつながっている状態でした。レガシーアプリケーションはメンテナンス不足で頻繁にダウンしていた上に、新しいアプリケーションは、業界パートナーと安全かつ効率的にデータを共有する機能が不足していました。新たな規制に反して、AXAのデータは国内に保管されず、ドバイ、スペイン、フランスのサーバーに雑然と分散していました。

そこでAXA Cooperative社は、データサーバーをサウジアラビアに移行し、親会社であるAXAグループからIT面でさらに自立できるよう、変更が急務であった全面的なバックエンドの変革を計画し始めました。これを成功させるには、規制当局、仲介業者、顧客に対するデータの流動性を確保しながら、将来に向けた持続的な成長を実現する、最新の API主導のインテグレーションプラットフォームが必要であると、AXA のサウジアラビアの経営陣は確信しました。競合他社を調査した結果、Software AGのwebMethodsが最適であると判断したのです。

Software AGのAPI主導の優位性

AXA Cooperative社がwebMethodsを選択した重要な2つのポイントは、プラットフォームの比類のない機能と、Software AGの卓越した実績でした。AXAグループは、パリの本社ですでにwebMethodsを利用していました。IT担当者はとても気に入り、またサウジアラビアにおけるSoftware AGの強い存在感は、経営陣に高い信頼を与えました。技術面での魅力は、webMethods Integration Serverの容易なスケーラビリティとマッピング機能、プラットフォームのユニバーサルメッセージングのスピードでした。そして何より重要なことは、業界をリードするAPI管理ソリューションであるwebMethods API Gatewayによって、APIの作成と外部パートナーへの公開が、驚くほど高速かつ安全でシンプルに行えるようになったことです。

「今日の保険市場において、APIはビジネスを左右する力を持っています」と、AXA Cooperative社のITシニアアーキテクトマネージャーは言います。「保険アグリゲーターは見積もりを作成する際、さまざまな企業のAPIを呼び出します。API の応答速度が速くなければ、見積もりは表示されない可能性があり、売上が落ちてしまうのです」

投資を最大化する

ITシニアアーキテクトマネージャーと彼のチームがすぐに気づいたように、webMethodsはインテグレーションはもちろん、それ以上のものを提供します。AXA Cooperative社とSoftware AGが2018年に契約を締結した後、導入は迅速に行われました。AXA Cooperative社は、最初のwebMethodsプロジェクトで、事故記録を保管する国家交通機関Najm、全国の医療保険を監督する共同保険健康評議会(Council of Cooperative Health Insurance)、主要な車両安全データを追跡する情報セキュリティ機関Elmという3つの主要な政府機関とデータをリアルタイムで共有するため、このプラットフォームを利用しました。APIのおかげで、AXAとこれらの政府機関の間で保険金請求に関する情報を瞬時に共有できるようになり、AXAはコンプライアンス違反による罰金を防げるようになりました。

予想されたように、API連携のインテグレーションに移行したことで、業界パートナーやアグリゲーターによる検索でAXAの可視性が高まり、新規顧客の獲得、顧客エンゲージメントの向上、ひいては新規ビジネスの推進につながりました。ITスタッフも大きなメリットを感じています。面倒な手動による情報共有から解放され、AXAのバックエンドと顧客対応プロセスの改善に専念する時間が増えました。webMethodsは、そのための完璧なツール群を提供しました。「webMethodsのおかげで、当社のアーキテクチャは驚くほど柔軟になりました」と、アーキテクトマネージャーは言います。「APIはさまざまな状況で再利用や再構成が可能なため、必要なときに簡単に変更できます。また、インテグレーションが安全であるという安心感が得られます」

バックエンドのトランスフォーメーションの第一段階が完了した今、AXAのITチームはカスタマーエクスペリエンスの向上に焦点を当てています。顧客データを一元化し、顧客情報の正確性、更新性、アクセス性を確保するために、WebMethodsを顧客レポジトリの統合に活用する計画が進行中です。アーキテクトマネージャーによると、Software AGのサウジアラビアチームは、AXAのIT変革の開始以降、すでにこのプロジェクトに関して貴重なガイダンスを提供しているとのことです。

「Software AGは、営業チームとの最初の接触から、ソリューションとインテグレーションアーキテクチャの設計に至るまで、あらゆる意味で真のパートナーでした」と、アーキテクトマネージャーは言います。「市場で最高の製品により、当社は業務を急速に変革し、迅速な価値創造を実現し、真のデータドリブンな企業として未来を自由に形作ることができるようになりました」

                    Software AGで発見、決断、行動
                

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